【12月20日 東方新報】中国・甘粛省（Gansu）の臨夏回族自治州（Linxia Hui Autonomous Prefecture）積石山パオアン族トンシャン族サラール族自治県で18日深夜、マグニチュード（M）6.2の地震が発生し、甘粛省ではこれまでに少なくとも105人、青海省（Qinghai）では13人が死亡した。中国財政部と応急管理部は19日、甘粛省と青海省に対し、2億元（約40億3776万円）の自然災害救援基金を割り当て、甘粛省に1億5000万元（約30億2832万円）、青海省に5000万元（約10億円）を支援した。

　中国人民解放軍（PLA）と人民武装警察部隊（武警、People's Armed Police）は、複数の救援部隊を地震被災地に派遣した。

　中国人民解放軍西部戦区司令部によると、同司令部の部隊約300人が18日午前4時、被害の大きかった積石山パオアン族トンシャン族サラール族自治県に到着した。武警甘粛総隊は300人以上の将校と兵士を動員し、40台以上の車両を積石山パオアン族トンシャン族サラール族自治県に配備した。彼らの任務は、個人の捜索と救助、負傷者の移送、道路障害物の除去、避難所にテントの設置などである。

　国家発展改革委員会の李超（Li Chao）報道官は記者会見で、テント、掛け布団、オーバーコートなどの災害救援物資が甘粛省に割り当てられたと話した。(c)東方新報/AFPBB News