【5月2日 AFP】南太平洋の島国ソロモン諸島の議会(定数50)は2日、新首相に親中派のジャーマイア・マネレ(Jeremiah Manele)前外務・貿易相を選出した。

 デビッド・ブナギ(David Vunagi)総督によると、無記名投票の結果、マネレ氏は31票を獲得。民主派の野党党首マシュー・ウェール(Matthew Wale)氏は18票にとどまった。

 親中路線を積極的に推し進めたマナセ・ソガバレ(Manasseh Sogavare)前政権は2019年、台湾と断交し中国と国交を樹立。マネレ氏は当時、外務・貿易相を務めていた。

 専門家は、ソガバレ氏に比べれば慎重姿勢に転じる可能性はあるものの、マネレ氏も親中路線を維持すると予想している。(c)AFP