トランプ氏の「分断政策」に抗議、全米で大規模デモ
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【4月6日 AFP】米国の主要都市で5日、ドナルド・トランプ大統領の分断を招く政策に抗議するデモが行われ、数万人が参加した。トランプ氏がホワイトハウスに復帰して以来、最大規模のデモとなった。
政府の人員削減から輸入関税、市民の自由の侵害に至るまで、トランプ氏の政策に反対する人々はワシントン、ニューヨーク、ヒューストン、ロサンゼルス、フロリダなど各地で集会を開いた。
ワシントンのナショナルモールには全米から数千人が集まった。
自転車ツアーガイドのダイアン・コリフラスさん(64)は「ニューハンプシャーからバスやバンに乗って約100人がこの不当な政権に抗議するためここに来た。この政権は同盟国を離れさせ、国民に壊滅的な影響を与えている」「彼らは私たちの政府を破壊している」と話した。
デモは一部の欧州の都市にも広がり、デモ参加者はトランプ氏とその攻撃的な貿易政策に反対の声を上げた。
ロンドンのデモに参加した米英二重国籍者のリズ・チェンバリンさんは、「米国で起きていることはみんなの問題だ」「これは経済的な狂気だ。彼は私たちを世界的な不況に追い込むだろう」とAFPに語った。(c)AFP