トランプ氏にウクライナ訪問を要請 ゼレンスキー氏
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【4月14日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は13日、ドナルド・トランプ米大統領に対し、ロシアの侵攻がもたらした惨状をよりよく理解するために自国を訪問するよう呼び掛けた。
ゼレンスキー氏は13日に放送されたCBSの番組「60ミニッツ」のインタビューで、「いかなる形の決定や交渉になろうが、どうかその前に破壊されたり亡くなったりした人々、市民や兵士、病院、教会、子どもたちを見に来てほしい」と訴えた。
ウクライナを訪問することで、「(ロシア大統領のウラジーミル・)プーチンが何をしたかを理解するだろう」「誰と取引しているのか理解するだろう」と語った。
ゼレンスキー氏は2月末、米ホワイトハウスで報道陣を前にトランプ氏、J・D・バンス副大統領と激しい口論を交わした。バンス氏はその際、ウクライナは支持を得ようと外国の指導者を「プロパガンダツアー」に招待していると批判した。
ゼレンスキー氏はこの日のインタビューで、そうした見方を改めて否定し、トランプ氏がウクライナ訪問を決めた場合、「われわれは何も準備しない。劇場ではない」「どこにでも好きな場所に行ける。攻撃を受けたどの都市にも」と述べた。(c)AFP