ノーベル賞作家、バルガス・リョサ氏死去 ペルー
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【4月14日 AFP】ペルーのノーベル文学賞受賞作家、マリオ・バルガス・リョサ氏が13日、首都リマで死去した。89歳だった。
長男のアルバロ・バルガス・リョサ氏ら子どもたちが連名でX(旧ツイッター)への投稿で「本日、父マリオ・バルガス・リョサがリマで家族に囲まれ、安らかに息を引き取ったことを深い悲しみとともにお知らせします」と発表した。
リョサ氏はここ数か月間、健康悪化が懸念されていた。昨年10月にはアルバロ氏が「父は間もなく90歳を迎えるが、活動を少し抑えざるを得ない年齢だ」と語っていた。
ペルーの中産階級の家庭に生まれたリョサ氏は、1960、70年代の中南米文学「ブーム」を代表する作家の一人として、コロンビアのガブリエル・ガルシア・マルケスやアルゼンチンのフリオ・コルタサルと並び称された。(c)AFP