イスラエル軍がガザ病院攻撃、子ども死亡 WHO
このニュースをシェア
【4月14日 AFP】イスラエル軍の空爆が13日、パレスチナ自治区ガザ地区に残る数少ない稼働中の病院の一つを直撃し、子ども1人が死亡した。世界保健機関(WHO)が発表した。イスラエルは、ハマスが人質を解放しなければ攻撃を拡大すると警告している。
紛争勃発以来、数万人のガザ住民が病院に避難しているが、多くの病院が戦闘で深刻な被害を受けている。
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長はX(旧ツイッター)で、ガザ北部のアハリ病院で空爆後、「治療の中断により子どもが死亡した」と発表。
「救急室、検査室、救急室のX線機器、調剤室が破壊された」「病院は50人の患者を他の病院に移さざるを得なかった。40人の重症患者は移動できなかった」と述べた。
イスラエル軍は病院内のハマスの「指揮統制センター」を標的にしたとしているが、ハマスは否定した。
ガザの民間防衛機関は、空爆は「(イスラエル)軍の避難警告の数分後に」行われたと述べた。
AFPの写真には、攻撃後に現場一面に散乱したコンクリート塊やねじれた金属が写っている。
民間防衛機関によると、13日にはガザ中部デイルアルバラフで車両に対する空爆があり、6人の兄弟を含む7人が死亡した。
ガザの保健当局は13日、停戦が崩壊した3月18日以降、パレスチナ人少なくとも1574人が死亡し、今回の紛争開始以来の死者数は計5万944人に達したと明らかにした。(c)AFP/Youssef Hassouna