【3月2日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は1日、第24節の試合が行われ、2位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は終盤に同点ゴールを許し、敵地でSCフライブルク(SC Freiburg)と2-2で引き分けた。

 バイエルンはクリスティアン・ギュンター(Christian Guenter)に先制ゴールを決められたが、35分にマティス・テル(Mathys Tel)の鮮やかなミドルシュートで追いつくと、75分にジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)が圧巻の個人技からゴールネットを揺らし、勝ち越しに成功。

 このまま勝ち点3を獲得するかに思われたが、迎えた87分、密集したペナルティーエリア内からルーカス・ヘラー(Lucas Hoeler)にボレーをたたき込まれ、ドローに持ち込まれた。

 チームを率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は試合後、ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対し、「われわれは全く組織化されていなかったし、規律もなく、いるべきポジションにいなかった」とコメントし、チームは「パニック状態」になっていたと指摘。「練習で一度もやっていないことや話したことすらないことをやっていた」「あたかも85分で1点を追いかける展開かのようなプレーをしていた」と述べた。

 バイエルンはこれでアウェーでのリーグ戦と欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)で4戦未勝利。首位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)が3日のケルン(1. FC Cologne)戦に勝利すれば、勝ち点差は10にまで広がることになった。

 次戦は5日にラツィオ(SS Lazio)とのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦に臨み、0-1で敗れたアウェーゲームからの逆転を目指す。(c)AFP