■メルテザッカー「第1戦の結果が悔やまれる」

 激闘を終えたモナコのMFジェフリー・コンドグビア(Geoffrey Kondogbia)は、beINスポーツ(beIN Sports)に対し、「苦しかったけれど、僕らもそんなに悪くなかったと思う」と語った。

「アーセナルは最初から圧力をかけてきたけれど、一番大事なのは僕らが準々決勝に勝ち進んだことだ。今日は相手の方が良かった。だけど全力を尽くし、何とか勝ち残れた」

 1点を先行したアーセナルは後半34分、交代出場のセオ・ウォルコット(Theo Walcott)のシュートがポストに当たった流れから、同じく途中出場のラムジーが追加点を決め、終盤の展開を盛り上げた。

 それでも、ジルーが至近距離から放ったヘディングシュートがスバシッチに阻まれるなど、アーセナルは総攻撃を仕掛けたものの、ベスト8に進出するための得点を奪うことはできなかった。

 アーセナルの主将を務めるペア・メルテザッカー(Per Mertesacker)は、敗退にも神妙な姿勢を見せ、第1戦がカギだったと話した。

「強いチームが勝ち進んだし、モナコは突破に値する。第1戦は相手の方がはるかに良かった」

「僕らも今日は良かったけれど、第1戦でついた差はあまりに大きく、今日の2得点では足りなかった。今日の試合ではすべてを出し尽くしたし、試合を見ていた人なら、僕らが3ゴール以上取っていてもおかしくなかったことが分かるはずだ」

「モナコが勝ち進んだことにまったく異論はない。アウェーで僕らを大いに苦しめた。だけど、第1戦の結果がすごく悔やまれるよ」

「それでも、今日のようなプレーを続けられれば、リーグとFAカップ(FA Cup 2014-15)でいい結果が残せるはずだ。だけどチャンピオンズリーグでは、第1戦であんなひどい試合をしたら、大会からはじき出されてしまう。突破にふさわしいのはモナコだった」

(c)AFP