【3月17日 AFP】アーセナル(Arsenal)のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は16日、翌日に控えたASモナコ(AS Monaco)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)決勝トーナメント1回戦第2戦で、奇跡の逆転勝利を収めることに自信をみせている。

 大富豪の遊び場として有名なカジノが集まるモナコに到着したアーセナルは、ホームで行われた第1戦で1-3の敗戦を喫しており、準々決勝に駒を進められる可能性が低いことを自覚している。

 アーセナルが準々決勝に進出するためには、大会がチャンピオンズリーグに名称を変えて以降の歴史を書き換えるほどのアウェーでの大勝利を収める必要がある。

 ベンゲル監督は第1戦でチームがベストから程遠かったことを受け入れており、モナコが本拠地で鉄壁の守備を誇り、グループリーグではホームで無敗だったことも承知している。

 レオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)監督が率いるモナコは、13日に行われたSCバスティア(SC Bastia)とのリーグ戦に3-0で快勝し、本拠地ルイII世スタジアム(Stade Louis II)での無敗記録を16に伸ばしている。

 しかし、アーセナルはアウェーでフランス勢に負けたことはなく、14日に行われたイングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)戦でも3-0で快勝するなど波に乗っており、ベンゲル監督も大逆転勝利が不可能な理由はないとしている。

 ベンゲル監督は、「モナコのほうが、かなり有利ではあるが、われわれには、やり遂げる経験と欲望と自信がある」と述べると、CBのガブリエウ・パウリスタ(Gabriel Paulista)がハムストリングの故障から復帰し、チームに帯同していることを明かした。

「われわれは、ピッチで最高のパフォーマンスを披露するために全力を尽くしたい。もし、やれるという自信がなければ、ここには来ていない」

「勝ち抜ける確率は低い。第1戦の結果によって不利に立たされていることは自覚している」

「しかし確率がどうであろうとも、その数字を覆してみせる。それがわれわれの望みであり、可能だと信じている」

(c)AFP