【11月19日 AFP】サッカー国際親善試合が18日、各地で行われ、ポルトガルは1-0でアルゼンチンを下した。ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)とリオネル・メッシ(Lionel Messi)が世界最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」を懸けた争いを繰り広げるとみられていたこの試合だが、両選手は前半終了後にベンチに下がった。

 通算27度目の直接対決となったロナウドとメッシは、2014年の世界最優秀選手候補に選出されており、各国代表監督、主将およびサッカー記者の投票により決定する同賞で、2人は過去6年間、1位の座を奪い合ってきた。

 しかし、この日は注目の2人が目立った活躍の機会を見出すことなく、2009年にオールド・トラフォード(Old Trafford)を後にしたロナウドも、古巣のファンを沸かせることはできなかった。

 最後はロスタイムにポルトガルが均衡を破り、ラファエル・ゲレイロ(Raphael Guerreiro)のダイビングヘッドで、アルゼンチン戦では1972年以来となる白星を挙げた。

 ロナウドとメッシの両雄が出場する試合ではあったものの、英マンチェスター(Manchester)の会場に集まったファンは4万1000人あまりで、試合内容としても、歴史に残る一戦とはならなかった。

 ロナウドとメッシは、試合開始前に握手を交わし、トンネル通路でも、やや引きつった笑みを浮かべていた。ロナウドは古巣のファンに温かく迎えられ、メッシがボールを持っているときにやじが飛ぶ場面もあったが、本人はそれを気に留める様子はなかった。