【4月6日 AFP】ウクライナの首都キーウで6日、ロシアによるミサイル攻撃があり、これまでに3人が負傷した。ビタリ・クリチコ市長が発表した。2日前には、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領の故郷がやはりミサイル攻撃を受け、18人が死亡したばかり。

ウクライナ空軍は、ミサイルが北部チェルニヒウ州上空に入ったと報告。クリチコ氏は、救急隊がキーウの2地区に派遣されたと述べた。ヘルソン、ミコライウ、オデーサなど、ウクライナ各地で空襲警報が発令された。

ゼレンスキー大統領の故郷である中部クリビーリフでは4日、ロシアのミサイル攻撃により子ども9人を含む18人が死亡した。

ミサイルは子どもの遊び場が近くにある住宅街を直撃し、ここ数週間で最も多くの死傷者を出した攻撃の一つとなった。

ドニプロペトロウシク州の知事によると、この攻撃では負傷者も子ども12人を含む72人に上った。

ゼレンスキー氏は5日、この攻撃をめぐりロシアを非難しなかった米国大使館への不満をあらわにした。

ソーシャルメディアへの投稿で、「残念ながら、米国大使館の反応は不愉快なほど驚くべきものだ。これほど強い国、これほど強い国民なのに、反応はこんなにも弱い」「彼らは子どもたちを殺したミサイルについて話すとき、『ロシア』という言葉を口にすることさえ恐れている」とつづった。(c)AFP