【3月29日 AFP】フィギュアスケート世界選手権は28日、米ボストンで女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、坂本花織はFS146.95点、合計217.98点で2位となり、65年ぶりの大会4連覇はならなかった。19歳のアリサ・リウ(米国)がFS148.39点、合計222.97点で優勝した。

坂本はフリーで見事な演技を見せ、ショートプログラム(SP)5位から一時は首位に浮上したが、SPトップで最終滑走になったリウが圧巻の滑りで競り勝ち、米国勢としては2006年のキミー・マイズナー以来となる世界一に輝いた。

16歳だった2022年に一度競技を離れ、昨年復帰したばかりだったリウは、米NBCテレビに対し「信じられないような話。どうやって世界チャンピオンとして戻って来られたのか分からない。全く考えもしなかった」と話した。

「ショート(プログラム)で1位だったことすら信じられなかった。自分が世界最高の選手だなんて思わなかったし、勝った感じがしない。実感が湧かないが、これから整理していかないといけない」

SP2位の千葉百音が合計215.24点で3位に入った。樋口新葉は合計204.58点で6位だった。(c)AFP