ブラジル代表監督が解任 アルゼンチンに惨敗
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【3月29日 AFP】ブラジルサッカー連盟(CBF)は28日、同国代表を率いるドリバウ・ジュニオール監督(62)の解任を発表した。チームは3日前に行われたW杯北中米大会の南米予選で宿敵アルゼンチンに1-4の惨敗を喫していた。
当時暫定的に指揮を執っていたフェルナンド・ジニス氏の後を引き継ぎ、2024年1月に就任したばかりのドリバウ氏だったが、チームは南米予選で精彩を欠いている。
ドリバウ氏は先日のアルゼンチン戦後、「きょう見たことは誰も予想していなかったし、その責任は全て私にある」と述べていた。
通算5度のW杯制覇を誇るブラジルは南米予選で現在4位につけており、すでに本大会出場を決めている前回王者の首位アルゼンチンに勝ち点10差をつけられている。南米では上位6チームに自動出場権が与えられる。
ブラジルは6月4日にアウェーでエクアドル戦、同9日にホームでパラグアイ戦に臨む。
ドリバウ氏が就任する以前は、スペイン1部リーグのレアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督の招聘(しょうへい)が取り沙汰されていた。
ブラジルメディアでは、アンチェロッティ氏が再び後任候補に浮上している。
その他にも、サウジアラビア1部のアル・ヒラルで指揮を執るポルトガル出身のジョルジュ・ジェズス監督や、その同胞でカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のパルメイラスで数々のタイトルを獲得したアベル・フェレイラ氏の名前が挙がっている。
アンチェロッティ氏はこの日、「ブラジルとその選手たち、そしてファンへの愛情」があるとしながらも、2026年6月まで残っているレアルとの契約を全うする意向を示し、うわさを否定した。(c)AFP