【2月28日 AFP】ラグビーアイルランド代表の「伝説」と称されるシアン・ヒーリーとピーター・オマホニー、そしてコナー・マレーの3選手が27日、今季のシックスネーションズ終了後に代表活動から引退することを表明した。

アイルランド代表で最多キャップを記録しているヒーリーをはじめ、昨年のシックスネーションズ優勝チームの主将オマホニー、そしてテストマッチ100キャップを達成したマレーは、有終の美を飾るべく今季のシックスネーションズで前人未到の3連覇に向けて順調に歩みを進めている。

アイルランドは開幕から3戦全勝を記録しているが、次戦の3月8日にはタイトル争いの最大のライバルであるフランスを迎え撃ち、敵地で臨む同15日のイタリア戦で大会を締めくくる。

バックローのオマホニーが現在も先発メンバーである一方で、PRヒーリーとSHマレーは、それぞれアンドリュー・ポーターとジャミソン・ギブソンパークにスタメンの座を奪われた後も、数年間にわたり貴重な控えとしてチームをサポートしてきた。

この3人はジョー・シュミット前ヘッドコーチ(HC)とその後任のアンディ・ファレルHCの下、アイルランド代表の成功に貢献してきたの大黒柱的であり、2014年以降では2度の全勝優勝(グランドスラム)を含む5度のシックスネーションズ制覇を成し遂げている。

アイルランドラグビー協会(IRFU)のパフォーマンスディレクターを務めるデビッド・ハンフリーズ氏は声明で、「ピーター、シアン、コナーは、アイルランドラグビーだけでなくアイルランドスポーツ界の伝説であり、15年以上にわたりアイルランドラグビーの成功に大きく貢献してきたことは言うまでもない」「彼らはアイルランドと各プロバンス(国内の所属チーム)でまだ多くのことが残されている。近い将来、適切な時期に彼らのキャリアをたたえる予定だ」と述べた。(c)AFP