スパーズのポポビッチHCが今季の復帰断念 脳卒中の回復に専念
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【2月28日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のサンアントニオ・スパーズを率いる殿堂入り指揮官のグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチ(HC)は27日、昨年11月に患った脳卒中からの回復を目指している中で、今シーズンは復帰しない意向を表明した。
76歳のポポビッチHCは、「今季はサイドラインに戻らないことに決めた。(暫定HCの)ミッチ・ジョンソンとそのスタッフは素晴らしい仕事をしている。そして困難なシーズンの中で、選手たちは見事な団結力とプロ意識を見せている。将来の指揮官復帰を願って引き続き健康に専念する」との声明を、スパーズのX(旧ツイッター)に投稿した。
米スポーツ専門チャンネルESPNによると、この声明に先立ちポポビッチHCはスパーズの選手たちと面会したという。これは、昨年11月2日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦前に本拠地で「軽度の脳卒中」を起こして以来のことだった。
アシスタントコーチのジョンソン氏が暫定HCに任命された中、ポポビッチHCは同12月、復帰に向けて努力していることを明らかにしていた。
ポポビッチHCはNBA史上最年長の指揮官で、レギュラーシーズンでは通算1412勝、ポストシーズンでは通算170勝を誇っている。スパーズでは通算29年シーズンにわたり指揮を執り、5度のNBA制覇に導いている。(c)AFP