【2月26日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・フランスの主催者は25日、2026年大会のスペイン・バルセロナでの開幕について詳細を発表した。

世界最大の自転車レースであるツールの2026年大会は、カタルーニャ地方の魅力を最大限に引き出す開幕3日間になる。スペインで最も有名なランブラス通りを駆け抜け、アントニ・ガウディのモダニズム建築であるサグラダ・ファミリアなど、バルセロナの建築の驚異を堪能する。

開幕ステージは19.7キロのチームタイムトライアルで、ポートオリンピックやサグラダ・ファミリアを通り、エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスでフィニッシュする。

第2ステージは、タラゴナ沿岸からエスタディ・オリンピックまでの178キロで、第3ステージはグラノリェースからフランスへ向かう。残り18ステージは10月に発表される。

これまで五輪やサッカーW杯などを開催してきたバルセロナのジャウマ・コルボニ市長は、7月4日の「グランデパール(ツール・ド・フランスの開幕)」を迎えることができて光栄だと述べた。

また主催者は、この街で最も有名なサッカーチームのFCバルセロナが「メス・ケ・ウン・クルブ(クラブ以上の存在)」と呼ばれていることにちなみ、今回のグランデパールを「メス・ケ・ウナ・クルサ(レース以上のもの)」と呼んだ。

ツールは2022年のデンマーク・コペンハーゲン、2023年のスペイン・ビルバオ、2024年のイタリア・フィレンツェと国外スタートが続いた後、2025年は久しぶりにフランス国内のみでのレースとなり、北部リールで開幕する。(c)AFP