PRキツホフが現役引退 南ア代表でラグビーW杯2連覇
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【2月26日 AFP】ラグビー南アフリカ代表として2度のW杯優勝を経験したPRスティーブン・キツホフが25日、深刻な首のけがのため現役を引退すると発表した。
33歳のキツホフは、PRとして代表歴代2位の83キャップを持ち、2019年と2023年にW杯を連覇した代表の主力だったが、昨年に所属していた国内クラブのウエスタン・プロバンスの試合で負傷。昨年のテストマッチはすべて欠場し、手術と広範なリハビリを受けたが、医師から再び重傷を負うリスクを指摘され、引退の決断に至った。
キツホフは、現在所属するストーマーズのウェブサイトで「若い頃からラグビーが私の人生であり、スプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)とストーマーズでプレーするという、多くの少年が夢見る人生を生きる幸運に恵まれた」と述べた。
「このような形でキャリアが終わるのは非常に残念だが、健康へのリスクがあまりにも大きかった」と説明し、「ストーマーズの一員としてフィールドで物語を終えたかったし、リハビリと復帰に全力を尽くしたが、かなわなかった」とつづった。
また、南アフリカラグビー協会(SARU)を通じ、「スプリングボクスは私の人生の素晴らしい一部であり、国を代表して最高レベルで戦い、W杯連覇を達成した素晴らしいチームの一員でいられたことは、最大の名誉だった」「おそらく私の人生で最大の成果の一つだ」とコメントした。(c)AFP