【3月22日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグは21日、チャンピオンシップリーグ(2部)のレスター・シティ(Leicester City)に直近のプレミア在籍時3季にわたって収益性と持続可能性に関する規則(PSR)に違反していた疑いがあるとして、同クラブをリーグの独立委員会に付託したことを明らかにした。

 チャンピオンシップで現在2位につけるレスターは、昨季の降格から即時のプレミアリーグ復帰を目指している中で、財務規定違反が判明すれば勝ち点剥奪に直面する可能性がある。

 レスターは昨季の財務報告書をまだ公表していないが、2022年5月までの12か月間では9250万ポンド(約178億円)の損失があり、さらにその1年前には税引き前で3310万ポンド(約64億円)の赤字を計上したと伝えられている。

 プレミアリーグの規定では、各クラブは3年間で1億500万ポンド(約202億円)、または1シーズンあたり3500万ポンド(約67億円)の損失を出すことが認められている。

 レスターはさらに、下部3リーグを統括するイングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)からの財務調査にも直面している。

 プレミアリーグでは今週、ノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)がリーグの財務規定違反で勝ち点4を剥奪され、降格圏に転落した。また、エバートン(Everton)はPSR違反によるポイント剥奪が10から6に軽減されたものの、引き続き二つ目の疑惑で審問の結果を待っている。(c)AFP