【11月27日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグ、エバートン(Everton)のサポーターは26日、チームが財務規定違反でリーグから勝ち点10剥奪の処分を受けたことについて大規模な抗議を行った。

 勝ち点10の剥奪は、財務規定違反に対する競技的な制裁としてはプレミアリーグ史上最も厳しい処分。エバートンは2021-22シーズンに違反があったことを認めているが、処分の厳しさには「ショック」を受けたとしている。

 勝ち点の剥奪を受けてチームは19位に後退し、70年連続の1部残留も脅かされている。

 この日マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦が行われた本拠地グディソン・パーク(Goodison Park)では、キックオフ前と前半10分に、プレミアリーグのロゴに「腐敗」と書かれた大量のプラカードが掲げられた。

 24日にロンドンにあるプレミアリーグ本部の外で抗議活動を行ったサポーターは、この日もキックオフ前にグディソン・パークの周辺でデモ行進をした。

 サポーターは、主に処分に至るまでのプロセスに不満を抱いており、2009年〜18年に100件以上の財務規定違反を犯したとされる王者マンチェスター・シティ(Manchester City)に対する調査が遅れていることなどにもいら立ちを募らせている。(c)AFP