【2月27日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグの財務規定違反したエバートン(Everton)は26日、異議申し立てが認められたことで勝ち点剥奪処分が10から6に軽減され、残留争いで大きな後押しを受けた。

 エバートンは、独立委員会から2021‐22シーズンまでの評価期間中に収益性と持続可能性に関する規則(PSR)に基づく許容損失を1950万ポンド(約37億)超過していたと認定され、昨年11月に重い処分を受けていた。

 プレミアの各クラブは3年間で最大1億500万ポンド(約200億円)の損失が認められているが、これを超過した場合は制裁を受けることになっている。 
 
 リーグ史上最大の勝ち点剥奪という当初の決定により、国内屈指の歴史を持つエバートンは19位に転落し、残留争いにさらされていた。

 しかし、独立上訴委員会は処分を4ポイント軽減したため、チームは降格圏と5ポイント差の15位に浮上している。

 プレミアリーグはこの日の発表文で、「エバートンFCは、違反の事実ではなく制裁に関する九つの理由で処分に対する不服を申し立てた。これら九つのうち二つが上訴委員会によって支持され、当初の10ポイントの剥奪が6ポイントに置き換えられた」と述べた。上訴委員会は、当初の委員会が二つの理由で「法的な誤り」があったと結論づけている。(c)AFP/John WEAVER