【2月18日 AFP】23-24イタリア・セリエAは17日、第25節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は残留を争う下位エラス・ベローナ(Hellas Verona)と2-2で引き分け、首位インテル(Inter Milan)との勝ち点差が9になった。

 11分にミカエル・フォロルンショ(Michael Folorunsho)の見事なボレーシュートで先制点を許したユベントスは、ドゥシャン・ブラホビッチ(Dusan Vlahovic)のPKで同点に追いついたが、ベローナは52分にティジャニ・ノスリン(Tijjani Noslin)が勝ち越し点を決めた。

 それでもユベントスはその直後、アドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)が同点弾を決めて、チームの3連敗を阻止した。

 リーグ制覇の望みがさらに薄れたユベントスを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、「もっと点を取るべきだった。最近は勝ち点を落としている。軌道を戻し、自分たちへの信頼を取り戻して再び勝ち始める必要がある」と述べた。

 4試合未勝利と不振のユベントスは、優勝に突き進むインテルが遠くに離れていく一方で、振り返ればACミラン(AC Milan)に差を詰められている。勝ち点2差の3位につけるミランは、18日のACモンツァ(AC Monza)戦に勝利すれば2位に浮上することになる。

 一方で王者ナポリ(SSC Napoli)は、21日にFCバルセロナ(FC Barcelona)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)決勝トーナメント1回戦を控える中、ジェノア(Genoa CFC)と1-1で引き分けまたも打撃を受けた。

 ホームのナポリは、終了間際にシリル・ヌゴンジ(Cyril Ngonge)がチームに勝ち点1をもたらすゴールを決めた。

 昨季は後続に大差をつけて優勝を飾ったナポリだが、今季はインテルと勝ち点27差の9位にとどまっており、来季のチャンピオンズリーグ出場の可能性はますます小さくなっている。

 昨年11月の就任後、12試合でわずか15ポイントの獲得にとどまっているナポリのワルテル・マッツァーリ(Walter Mazzarri)監督は、その座が危うくなっている。(c)AFP/Terry DALEY