【2月16日 AFP】(更新)大韓サッカー協会(KFA)は16日、ユルゲン・クリンスマン(Jurgen Klinsmann)代表監督(59)の解任を発表した。先日のアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)でヨルダンに準決勝で敗れたことを受けての判断で、クリンスマン氏は在任1年足らずでチームを去ることになった。

 前日に代表戦力強化委員会がクリンスマン氏の解任を勧告していた中、KFAの鄭夢奎(Chung Mong-gyu、チョン・モンギュ)会長は、「全面的な見直し」を行った上で監督を交代する決断に至ったと明かした。

 クリンスマン氏については「戦術面や人材マネジメント、チームに闘争心をもたらす仕事への姿勢など、代表監督に求められる能力やリーダーシップを示せなかった」と述べ、「監督としての闘う姿勢や取り組み方は人々の期待に及ばず、今後も改善が見込まれないと判断されたので、2026年のW杯(2026 World Cup)予選に向けてリーダーシップの交代を決断した」と説明した。

 14日には、ヨルダン戦の前日にキャプテンの孫興民(Son Heung-min、ソン・フンミン)とフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属する李康仁(Lee Kang-in、イ・ガンイン)がいさかいを起こしていたことが判明。その件でクリンスマン氏の解任を求める声が高まり、一部では同氏のマネジメント能力の低さがより浮き彫りになったと指摘されていた。

 KFAはW杯予選に向けて後任探しを即座に始めるとしている。(c)AFP