【2月16日 AFP】サッカーフランス代表主将のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が、所属する同国リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に対して現行契約が満了を迎える今季終了をもって退団する意向を伝えたと、クラブに近い情報筋が15日に明らかにした。

 2017年にASモナコ(AS Monaco)からPSGに加入したエムバペは、22年にPSGとの契約を24年まで延長したが、昨夏の時点でもう1年残留するための契約オプション行使を拒否していた。

 報道ではスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)への移籍が大きく取り沙汰されている中、この件に詳しい情報筋は、エムバペはすでに同クラブと交渉に入っていると明かした。また、「PSG退団の条件に関する完全な合意はまだ」の状況で、数か月中に全てが最終決定してからクラブとエムバペが正式発表する見通しであるとも補足した。

 PSGはこの件に関し、AFPの取材へのコメントを差し控えた。

 エムバペは移籍金なしで退団することになるが、昨夏には6000万~7000万ユーロ(約97億~113億円)のボーナスを放棄することで合意しているため、クラブへの打撃は幾分緩和されるとみられる。(c)AFP