【12月28日 CGTN Japanese】単体として中国最大規模の浮体式太陽光発電所である、安徽省の阜陽市南部風光電基地の浮体式太陽光発電所が27日、全容量の発電連系を実現し、自己調整能力を持つ水域生態システムの構築に力強い保障を提供しました。

 同発電所には120万個の太陽光発電モジュールがあり、面積は標準的なサッカーフィールド1300面分に相当します。ここは採炭沈下区を総合利用した中国で遊休水面が最も広い浮体式太陽光発電所でもあります。

 今回系統連系を実現した太陽光発電所は、1万3000ムー(約866ヘクタール)の採炭沈下区で形成された水域に建設され、総設備容量は65万キロワットで、122の超大型太陽光発電マトリックスから成り、年平均発電量は約7億キロワット時、毎年標準炭換算で約22万トン節約でき、二酸化炭素排出を約58万トン削減できます。

 プロジェクトの責任者によりますと、同発電所は採炭沈下区の遊休水面を利用して浮体式太陽光発電所を建設するため、土地資源を節約すると同時に、水面の放熱が良いという特徴を利用して発電効率を効果的に高め、1日当たりの発電量で70万人の1日の生活電力需要を賄えるとのことです。浮体式太陽光発電所はまた、太陽光発電モジュールを合理的に配置することで、水面を覆い、蒸発量を下げ、水中の藻類の過度な成長を抑制し、水質浄化を完成し、生態環境を保護することができます。

 同発電所は今後、通常の発電を基礎とした上で、「漁と光の相互補完」モデルと結び付けて漁業養殖を発展させ、水環境の改造を実現する見込みです。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News