【12月26日 CGTN Japanese】中国東北部の吉林省通化市で19日、ある女子生徒が、氷点下18度の屋外でのトレーニング中に手袋をせずに走り、手の指が凍傷になるということがありました。この出来事は、SNS上で注目され、厳しい寒さの中での保温と健康への注意を促しました。

 当事者の徐さんによると、普段は屋外でトレーニングする際、手袋をする習慣はないとのことです。この日の屋外の気温は氷点下18度と非常に低く、学校の練習で走った後、手に痛みを覚え、次第に青白くなりました。コーチやクラスメートらは徐さんの手の具合が危険なのを見て、すぐに温めてくれました。徐さんはその後、検査のため病院に搬送されました。医師の診断によると、凍傷と寒気アレルギーで、治療がもう少し遅れていたら凍傷のため手の指を切断することになっていたとのことです。

 徐さんはそれを聞いて非常にショックを受けました。徐さんの手には現在、多くの水ぶくれができています。徐さんは教訓を生かし、屋外で運動する際には必ず防寒対策をしっかりして、他の人も同じようなことが起こらないようにしてほしいと話しています。凍傷が発生した場合は、できるだけ早く20~25度の室内に入り、凍った部分を40~42度のぬるま湯に浸して復温させなければなりません。

 専門家によると、気温が氷点下に下がると、人体の露出した皮膚は青白くなり、赤く腫れ、痛み、さらには壊死(えし)します。そのため、気温が低い日には必ず、特に手や足、耳など凍りやすい部分の保温や防寒に注意してほしいとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News