【9月14日 AFP】南米コロンビア警察は13日、エクアドルのギャング「ロス・チョネロス(Los Choneros)」の元首領の遺体が墓地から掘り起こされ、盗まれたと明らかにした。

 遺体が掘り起こされたのはJRこと、ジュニア・ロルダン(Junior Roldan)元首領。今年2月、エクアドルの沿岸都市グアヤキル(Guayaquil)の刑務所から仮釈放された。グアヤキルは複数の麻薬組織の拠点となっており、ギジェルモ・ラソ(Guillermo Lasso)大統領はこの決定を批判していた。

 ロルダン元首領は翌月、襲撃によって負傷。それ以降、行方が分からなくなっていた。しかし2か月後、コロンビア北西部の田園地帯で遺体が発見された。頭部を撃たれていたという。

 遺体の引き取り手がなかったため、5月18日に同国メデジン(Medellin)郊外エンビガド(Envigado)の墓地に埋葬された。

 当局によると、国内では約13のギャングが活動しており、ロス・チョネロスが最も活動期間が長く、最大勢力とされている。(c)AFP