【4月4日 AFP】18-19スペイン1部リーグは3日、第30節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は1-2で復調したバレンシア(Valencia CF)に敗れ、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)を先発から外したジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、復帰後初の黒星を喫した。

 前回、ジダン監督がベイルを先発から外した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝のリバプール(Liverpool FC)戦で、同選手は途中出場から目を見張る活躍を見せたが、敵地メスタージャ・スタジアム(Mestalla stadium)ではチームを助けることはできなかった。

 バレンシアは前半にゴンサロ・ゲデス(Goncalo Guedes)、後半にエセキエル・ガライ(Ezequiel Garay)がそれぞれ得点を挙げると、レアルの反撃を終了間際のカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)の1点に抑えてしかるべき勝利を手にし、リーグ4位に勝ち点1差と迫った。

 シーズン序盤につまずいたバレンシアだが、良い形でシーズンを終える可能性が残されており、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場権獲得を目前とした上に、スペイン国王杯(Copa del Rey 2018-19)決勝のFCバルセロナ(FC Barcelona)戦とヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)の準々決勝ビジャレアル(Villarreal CF)戦も控えている。

 バレンシアのマルセリーノ・ガルシア・トラル(Marcelino Garcia Toral)監督は、「思い描いていたとおりの試合ができた。完璧なパフォーマンスだった」と振り返った。

 一方で、指揮官復帰後2連勝を飾っていたジダン監督にとっては、現実に引き戻させる敗戦となった。

「前線でわずかに活気を欠いた。選手を批判するつもりはない。彼らは良いチームを相手に努力した。とはいえ、敗戦は常にこたえるものだ」と、ジダン監督はコメントを残した。

 レアルはこれで首位バルセロナとの勝ち点差が13に広がっており、昨季の同じ頃にジダン監督の下でバルセロナにつけていたのと同じポイント差になった。(c)AFP