【4月3日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長は2日、今シーズンの終了後には本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)の改修に着手したいと述べた。

 予算が約5億ユーロ(約625億円)とされているサンチャゴ・ベルナベウの改修では、ピッチと屋根が格納式になるほか、スタジアムの外壁が金属製になることで画像や動画を投影できるようになる。

 マドリードのマヌエラ・カルメナ(Manuela Carmena)市長と共に改修計画の発表会に臨んだペレス会長は、来週中には最終的な契約を結び、最短でシーズン終了直後から改修を開始したいと述べた。

 レアルの今季のホーム最終戦は、来月19日に予定されているレアル・ベティス(Real Betis)戦となっている。

 この工事では約8万1000人の収容人数は変わらないが、人目を引く新しい屋根に加え、安全性やアクセス、ショッピングや飲食の施設、クラブミュージアム、またスタジアム周辺のエリアなどで改善が施される予定となっている。

 ペレス会長は「未来を象徴するスタジアムにしたい」「新スタジアムでの収益を財源にするつもりだ。世界のサッカーシーンが新たな状況を迎える中で、レアルは他に劣らぬチームでいてほしい」と話した。

 この改修は、チームのスケジュールに支障をきたすことなく、3年半以内に完了する予定になっている。(c)AFP/Thomas ALLNUTT