【4月3日 AFP】18-19スペイン1部リーグは2日、第30節の試合が行われ、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)は試合終了間際にリオネル・メッシ(Lionel Messi)とルイス・スアレス(Luis Suarez)にゴールが生まれ、ビジャレアル(Villarreal CF)と4-4の引き分けに持ち込んだ。

 試合はサンティ・カソルラ(Santi Cazorla)の活躍で下位のビジャレアルが4-2とリードして終盤に差し掛かったが、90分に途中出場のメッシが直接FKを決めると、93分にはスアレスが見事なハーフボレーを突き刺し、4-4に追いついたバルセロナが勝ち点1を拾った。

 先に行われた試合で2位のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)がジローナ(Girona FC)を2-0で下したため、今週末に予定されている直接対決を前に両チームの勝ち点差は8に縮まったが、バルセロナのエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は、スアレスの同点弾を決勝ゴールかのように喜んだ。

「最終的には勝ち点1しか挙げられなかったが、2点リードされながらも最後に追いついたから手応えがある」

 一方、降格圏に沈むセルタ(Celta de Vigo)との勝ち点差を4に広げる好機を棒に振ったビジャレアルのカソルラは、がっくりと膝をついた。セルタは3日にSDウエスカ(SD Huesca)との試合を控えている。

 序盤にフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)とマウコム(Malcom Filipe Silva de Oliveira)にゴールを許したビジャレアルは、サミュエル・チュクエーゼ(Samuel Chukwueze)とカール・トコエカンビ(Karl Toko-Ekambi)の得点で試合を振り出しに戻した。

 さらに、ビセンテ・イボーラ(Vicente Iborra)とカルロス・バッカ(Carlos Bacca)にも得点が生まれ、ビジャレアルが金星を挙げるかに思われたが、結局はメッシとスアレスに阻止される結果となった。

 これでメッシとスアレスが今季のリーグ戦で挙げたゴール数の合計は、レアル・マドリード(Real Madrid)の総得点よりも一つ少ない51となった。スアレスは「最後に絶対に諦めないという精神力を見せ、終了間際に追いつくことができた。リーグ優勝したいという気持ちを示せた」と話した。(c)AFP/Thomas ALLNUTT