【2月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のGKケパ・アリサバラガ(Kepa Arrizabalaga)が24日、マンチェスター・シティ(Manchester City)とのイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2018-19)決勝での交代拒否について言及し、マウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督を全面的に尊重していると語った。

 延長戦の終了間際、けがの治療を受けたケパの交代拒否に対して明白に怒りをあらわにしたサッリ監督だったが、指揮官はその後、これが「誤解」から生じた出来事だったと強調している。

 ケパはツイッター(Twitter)に「監督や彼の決定に背く意図はまったくなかった」と投稿。「タイトルの懸かる決勝の最終盤という熱気の中で誤解があった」

「監督はプレーできる状況にないと考えたが、プレーを続けられる状態だということを示すのが自分の意図だった。そのあとで治療をしてくれたメディカルスタッフがベンチに行き、そのメッセージを伝えてくれた」「そのシーンから生じたイメージは、自分の意図とは違う。監督とその権限を全面的に尊重している」

 PK戦でケパはリロイ・ザネ(Leroy Sane)のシュートをセーブしたが、ボールが体の下を通過したセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)のキックは止めていてもおかしくなかった。シティは延長戦を終えて0-0で迎えたPK戦を4-3で制し連覇を成し遂げている。

 サッリ監督はケパに繰り返し交代のジェスチャーを送ったが、これを拒否され激怒し控室に続く通路に向かった。その後ベンチに戻りPK戦まで見届けた。試合後に落ち着きを取り戻したサッリ監督は、トラブルの原因はコミュニケーションの問題であったと話した。

「あの状況では大きな誤解があった」「(ケパに)問題があり交代が必要だと理解していた。メディカルがベンチに戻るまでの数分間よく分かっていなかった」

「大きな誤解だった。私はGKがけいれんを起こしたと思い、PK戦は無理だと考えたが、けいれんは起こしておらず彼は最後までプレーできる状態だった」 (c)AFP/Kieran CANNING