【2月25日 AFP】サッカーイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2018-19)は24日、決勝が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は0-0で迎えたPK戦を4-3で制してチェルシー(Chelsea)を下し、大会連覇を果たした。

 延長戦の終了間際、チェルシーはGKケパ・アリサバラガ(Kepa Arrizabalaga)を交代させようとしたが、守護神本人がこれを拒否。マウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督はこの行為に激怒した。

 GK史上最高額でチェルシーに加入したケパは、試合終盤にけがの治療を受けており、サッリ監督がピッチに送り込もうとしたウィリー・カバジェロ(Willy Caballero)の方がPKを得意としていた。

 PK戦でシティは、守護神エデルソン(Ederson Santana de Moraes)がジョルジーニョ(Jorge Luiz Frello Filho 'Jorginho’)のシュートをセーブ。そしてチェルシーはダビド・ルイス(David Luiz)のキックがポストを直撃すると、最後はシティのラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)がケパから決勝のPKを沈めた。

 チェルシーは、2週間前にリーグ戦でシティに0-6と1991年以来の大敗を喫し、18日にはマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の前にFAカップ(FA Cup 2018-19)5回戦で敗退。サッリ監督の進退が注目されていた一戦で、瀬戸際に追い込まれていた指揮官がより守備的な布陣を採用したのは当然だったのかもしれない。

 サッリ監督はシティを率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督の仕事ぶりを公の場で評価しており、シティにポゼッションを渡したため攻撃は限定されたが、前回の対戦より守備は大幅に改善した。

 2週間前にハットトリックの大活躍だったセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)は、数少ないチャンスの中で前半にこの日最大の決定機を迎えたが、ボレーシュートは枠を捉えることができなかった。(c)AFP/Kieran CANNING