【2月18日 東方新報】2019年の春節(旧正月、Lunar New Year)においても、年越し用商品の買いそろえは、従来通り中国人にとっては飛び切りの関心事だった。世界中からやって来る「舶来の年越し品」は、中国人の一般家庭にますます浸透し、中国人の消費を押し上げ、開放が中国と世界に多くのビジネスチャンスをもたらすことを示している。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 チリ産サクランボ、フランスの赤ワイン、米国のドライフルーツ、アルゼンチンの牛肉、ベルギーのチョコレートに加え、輸入物のデジタル電子製品や人工知能(AI)製品が、中国人の年越し商品の購入カタログに新たに加わった。特に越境Eコマースや越境物流など一連の政策が完備されたことで、「年越し用商品」の購入は便利で多元化している。

 内陸部の陝西省(Shaanxi)西安市(Xi'an)では、初めての「中国欧州定期貨物列車・年越し商品フェスティバル」が開催され、欧州や中央アジア40か国以上の国と地域からの年越し用商品を現地の市民に提供した。中部の河南省(Henan)鄭州市(Zhengzhou)の中大門・保税直接購入体験センターでは、日本、ロシア、ドイツ、イタリア、フランスなど70か国以上からの約10万種類の商品が集まった。

 増える「舶来の年越し品」は、中国の新年を明るく照らし出し、中国市場が絶え間なく開放されつつある「生きた証明」になった。