【2月6日 東方新報】中国の国営テレビが製作する春節特別番組「春節聯歓晩会」(春晩)は、30年以上にわたり放映を続けており、春節という伝統行事に欠かせない「新たな年中行事」に育っている。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 視聴者が「春晩」に釘付けになる裏には、毎年の番組が新技術の発表の場でもあることが理由として挙げられる。大型LEDを用いたテレビスクリーンや、三次元映像を楽しめるホログラフィック投影機、AR(拡張現実)技術などが率先して使われてきた。

 2019年の番組では、4K映像による生中継、5.1chサラウンド、第5世代通信技術を用いた送出など、多くの技術を導入し、迫力に満ちた画像やサウンドのほか、スピーディーな字幕提供を実現。これにより、視聴者はこれまでにない迫力あるコンテンツを味わうことができている。

 これらの点について、数々のメディアは、「今年の春節特番は、技術と芸術のイノベーションが合体したといえる」と期待感を示している。(c)東方新報/AFPBB News