深まるマルセイユの危機、サポーターが抗議し爆竹も投入
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【1月26日 AFP】18-19フランス・リーグ1は25日、第22節の試合が行われ、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)は1-2でリール(Lille OSC)に敗れた。
試合はマルセイユサポーターの抗議に始まり、その後タッチライン際で爆竹が爆発したことにより30分以上中断。マルセイユは加入後初戦となったマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)が得点したものの黒星を喫し、転落が続いている。
リールは前半終了間際にニコラ・ペペ(Nicolas Pepe)がPKから先制点を決めると、10人になったマルセイユが同点を目指して攻勢を仕掛ける中、後半アディショナルタイムに再びペペが得点した。
ミッドウイークにニース(OGC Nice)から加入したバロッテリが最後のプレーで一矢報いたものの、試合は不満を抱いているホームのサポーターの影響を色濃く受けた。
キックオフ時、通常であれば活気に満ちているマルセイユの本拠地スタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)のゴール裏は空っぽで、クラブのオーナーや会長、さらにはルディ・ガルシア(Rudi Garcia)監督に対する批判が記された横断幕だけが掲げられていた。
また57分頃には、観客席から投げ込まれた爆竹がマルセイユの選手のすぐ近くで爆発し、試合が中断となった。主審は選手や審判団に対してロッカールームに向かう通路に行くように指示したが、試合は31分後に再開された。
マルセイユは昨年12月から1勝を挙げるにとどまっており、その間に三つのカップ戦で敗退を喫するとリーグでの順位を7位に落としている。(c)AFP