【1月26日 AFP】フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)は25日、わずか3か月前に指揮官を解任されたばかりのレオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)氏が、2度目の政権を担うことになったと発表した。

 わずか勝ち点15でリーグ19位に沈むモナコはこの日、前日職務停止を言い渡したティエリ・アンリ(Thierry Henry)監督を解雇し、ポルトガル出身で41歳のジャルディム氏を後任に選んだ。契約は2021年6月までとなっており、29日に行われるフランスリーグ杯(French League Cup 2018-19)のギャンガン(En Avant de Guingamp)戦からチームの指揮を執る。

 モナコのヴァディム・ヴァシリエフ(Vadim Vasilyev)副会長は、昨年10月7日に行われたレンヌ(Stade Rennes FC)とのホーム戦に1-2で敗れた後、ジャルディム氏を解雇したことは間違っていたという認識を示した。

「きょうわれわれは、クラブにおけるレオナルド・ジャルディム氏の物語について、終わっていたはずがそうでなかったことを認識した。レオナルドは職務を続ける機会を与えられるべきだった」「わがクラブは非常に厳しい時期を過ごしている。個人的に、この責任を痛感していることを認めるつもりだ」

 ジャルディム氏は2014年にモナコの指揮官に就任し、2017年にクラブにとって17年ぶりのリーグ優勝を果たすと、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)でも4強入りを成し遂げた。

 一方、現役時代にはイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)でプレーし、フランス代表のFWとして活躍したアンリ監督は、昨年10月にモナコ指揮官に就任して以降、チームはわずかリーグ戦2勝に終わっていた。

 アンリ監督はコメント文を発表し、「私の後継者が、モナコに素晴らしい強さをもたらしてくれることを心から願っている」とすると、「たもとを分かつことは、本当に悲しいことだ」と述べた。(c)AFP