【10月12日 AFP】フランス・リーグ1で今季18位に沈んでいるASモナコ(AS Monaco)は11日、レオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)監督の解任を発表した。

 2016-17シーズン、モナコにリーグ優勝をもたらし、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)でチームを準決勝に導いたジャルディム氏とコーチングタッフに向け、クラブは「今後の活躍や成功」を祈っていると記した。

 モナコは後任について言及していないが、かつて在籍していたティエリ・アンリ(Thierry Henry)氏が指揮官の座に就くのではないかとうわさされている。

 アンリ氏はモナコのユース出身で、1997-98シーズンにはチャンピオンズリーグで7得点をマーク。才能ある選手がそろっていた当時のモナコは同大会で準決勝に進出するも、ユベントス(Juventus)の前に敗退した。

 その後アンリ氏はユベントスへと渡ると、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)で輝かしい時期を過ごし、フランス代表の一員として母国開催となった1998年のW杯(World Cup)や2000年の欧州選手権(UEFA Euro)で優勝を果たした。

 アンリ氏は現在、W杯ロシア大会(2018 World Cup)で3位に入ったベルギー代表のアシスタントコーチを務めている。

 最近ではアストン・ビラ(Aston Villa)やボルドー(FC Girondins de Bordeaux)との接触も報じられたが、どちらの交渉も話し合いの初期段階で決裂していた。

 ジャルディム氏は2014年からモナコの監督を務め、契約は2020年まで残っていた。

 モナコは先週末、ホームでレンヌ(Stade Rennes FC)に1-2で敗れ、リーグでは開幕戦での勝利以降白星から見放されており、2試合を終えたチャンピオンズリーグでも2敗している。(c)AFP