【6月15日 AFP】サッカー元ウルグアイ代表のディエゴ・フォルラン(Diego Forlan)が14日、同国1部リーグのCAペニャロール(CA Penarol)退団を発表した。しかし、引退は否定している。

 フォルランは2015年夏、少年時代を過ごしたペニャロールへ復帰し、チームは12日にリーグ優勝を決めたが、加入からわずか1年での退団となった。

 記者会見に臨んだフォルランは「ペニャロールのファンに謝罪したい。みんなは私にもっと多くのことを期待していたはずだからね。もっとたくさんゴールできれば良かったのだが」と話し、ゴール数が伸びず、チームの力になりきれなかったことを嘆いた。

 マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やアトレティコ・マドリード(Atletico Madid)、インテル(Inter Milan)などでプレーしたフォルランは、Jリーグのセレッソ大阪(Cerezo Osaka)を経てペニャロールに加入していた。

 父親のパブロ・フォルラン(Pablo Forlan)氏も所属したクラブでプレーすることは、キャリア最大の挑戦だったと語ったフォルランは、今後について「どこに行くかはまだわからないが、プレーし続けたいと考えている」とコメントしている。

 ペニャロールのフアン・ペドロ・ダミアーニ(Juan Pedro Damiani)会長は、クラブにとって「ほろ苦い」瞬間だと述べ、クラブの新スタジアムで初ゴールを決めたフォルランに記念のメダルを贈呈した。

 2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で得点王に輝き、ウルグアイ史上最高の選手の一人に数えられるフォルランは、2015年に代表引退を発表している。(c)AFP