【11月16日 AFP】相次ぐ故障者に頭を悩ませているアルゼンチンのヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督は、先日のW杯ロシア大会(2018 World Cup)の南米予選で、退場者を出したブラジルを相手に不本意な結果に終わったことを受け、17日のコロンビア戦では絶対に勝たなければならないと語っている。

 ホームのブエノスアイレス(Buenos Aires)で行われた13日の試合で、アルゼンチンはリードしながらも宿敵ブラジルに1-1の引き分けに持ち込まれ、南米予選3試合を終えて勝ち点2しか獲得できていない。

 リオネル・メッシ(Lionel Messi)とセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)を欠きながらも、ブラジルをパフォーマンスで圧倒したアルゼンチンだったが、勝ち点3を獲得できず、マルティーノ監督は試合後、「コロンビア戦では勝つ必要がある」とコメントした。

「順位表は見なくていい。われわれは勝たなければならないからだ」

「コロンビア戦はアウェーでの試合だから、ブラジル戦のようにはいかないだろう」

「われわれは試合の主導権を握ろうとしなければならないし、私は相手チームを攻撃力で上回れると信じている」

 一方、南米予選で現在6位につけるコロンビアは、スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に所属するジャクソン・マルティネス(Jackson Martinez)が、前回のチリ戦で足首を痛めて欠場する見込みとなっている。

 コロンビアではまた、カルロス・サンチェス(Carlos Sanchez)とサンティアゴ・アリアス(Santiago Arias)が累積警告のため出場できない。

 コロンビアのエドウィン・カルドナ(Edwin Cardona)は、「アルゼンチンには偉大な選手をそろえている」と報道陣に対して語っており、メッシが不在だとしても、アルゼンチンは強敵だとの見解を示した。

「数人の主力選手が欠場しても、その代役として出場するのは一流選手ばかりだ」

「アルゼンチンはボールを支配して、今までよりも攻撃的に仕掛けてくるだろう。それにエセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)とアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)には爆発力がある。僕らのカギはボールをキープすることだ」