■チリとウルグアイは因縁の対決に

 予選初戦でコパ・アメリカ(2015 Copa America)王者チリに敗れ、黒星スタートを喫したブラジルだったが、ホームで行われるペルー戦では、南米予選4位以内の座をより確実なものにしようとしている。

 勝ち点9で予選首位のエクアドルは、4連勝を目指していまだ勝ち点を獲得できていないベネズエラとアウェーで対戦する。

 そして現在勝ち点7で予選2位につけるチリは、勝ち点6のウルグアイと敵地で対戦するが、試合は激しい展開になると予想されている。

 チリとウルグアイは、コパ・アメリカ準々決勝で対峙(たいじ)しており、チリの挑発に乗せられて2人の退場者を出したウルグアイが、大会から姿を消すことになった。

 この試合でチリのゴンサロ・ハラ(Gonzalo Jara)は、ウルグアイのエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)に悪質な行為をはたらいた。挑発を受けたカヴァーニは報復行為で退場となり、ハラもその後、出場停止処分を受けている。

 チリのマルセロ・ディアス(Marcelo Diaz)はチームに対し、ウルグアイからの挑発行為を無視するよう主張している。

「ハラとカヴァーニの間に起きた出来事はサッカーの一部だ。僕らはどんな挑発にも乗ることなく、ホームで勝ち点を獲得しなければならない」

 一方、ウルグアイの主将ディエゴ・ゴディン(Diego Godin)は、「これは『再戦』ではない」と話し、コパ・アメリカで受けた屈辱を、選手たちは引きずっていないと述べた。(c)AFP