【7月25日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は24日夜、ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)に到着した。オバマ大統領は就任後初めて、父親の出身国を正式訪問した。現職の米大統領のケニア訪問も初めて。

 米大統領専用機エアフォースワン(Air Force One)から降り立ったオバマ大統領は、ケニアのウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)大統領に迎えられた。またオバマ大統領の異母姉アウマ・オバマ(Auma Obama)さんも空港で同大統領を出迎え、大統領用の防弾リムジンに同乗してナイロビ中央部のホテルに移動した。オバマ大統領はその後、アウマさんや祖母のサラ・オバマ(Sarah Obama)さんら、ケニアの親族たちと食事をした。

 上空にはヘリコプターが飛び、全体の4分の1に当たる約1万人の警察官が警備に当たる中で、道路には多くのケニア国民が並び、オバマ大統領の車列に向かって口笛を吹いたり、手を振ったりして歓迎した。

 オバマ大統領の訪問に備え、ナイロビには厳重な警備が敷かれ、通常交通渋滞が激しい首都の一部は閉鎖されたほか、同大統領の到着日、およびエチオピアに向け出発する26日には、同国上空の空域が封鎖される。(c)AFP/Andrew Beatty, Stefan Smith