【7月21日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の異母姉で、ケニアでエイズ(HIV/AIDS)撲滅運動に取り組んでいるアウマ・オバマ(Auma Obama)さんが20日、「第18回国際エイズ会議(International AIDS Conference)で、アフリカの最も貧しい層の女性たちにもっと支援が必要だと訴えた。

 アウマさんはケニアで米国際NGO、CARE(ケア)と協力してエイズ問題に取り組んでいる。この活動についてオーストリア・ウィーン(Vienna)で開催中の同会議で報告し、「若い女性たちが自分たちにできることに目覚めて初めて、物事を変える力を持てるようになる」と述べ、貧しい人たち、特にアフリカの女性たちが自らの運命を自分で切り開くにはもっと支援をと、流暢なドイツ語で呼び掛けた。

 またエイズ問題に関するキャンペーンは、人びとの関心を呼ぶことが重要だとも述べた。

 ケニアで開発関連の仕事に携わるかたわらエイズに関する啓蒙運動や若者向けのイベントなどに参加しているアウマさんは、オバマ大統領と父親が同じだが、大統領と一緒には育っていない。(c)AFP