【11月17日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2014)最終戦のウェールズ・ラリー(Wales Rally GB 2014)は16日、最終日が行われ、すでに総合2連覇を決めていたフォルクスワーゲン(Volkswagen)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が優勝し、有終の美を飾った。

 フォード(Ford)のミッコ・ヒルボネン(Mikko Hirvonen、フィンランド)が約40秒差の2位に入り、13季の現役生活に終止符を打った。34歳のヒルボネンは、ラリー15勝を記録、69回の表彰台入りを経験している。

 ヒルボネンは、126ポイントの総合4位でシーズンを終えた。合計267ポイントのオジェが首位となり、218ポイントでチームメートのヤリマティ・ラトバラ(Jari-Matti Latvala、フィンランド)が、150ポイントで同じくフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセン(Andreas Mikkelsen、ノルウェー)が続いている。

「これ以上良い終わり方はない」と語ったヒルボネンは、「今週末の戦いは最高だった。キャリアでも最も楽しんだレースの一つだ。素晴らしい大会だったし、これまで13年間の思い出と一緒に家に帰りたいと思う」と満足げだった。

 オジェはシーズン8勝、通算24勝目を挙げ、「シーズンの締めくくりには最高の結果だ。これを目指していた」とコメントした。

「ヤリマティがミスをしたときに、落ち着いてペースを守ることができた。最高の形で勝利できたと思う」

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