【10月15日 AFP】サッカー国際親善試合が14日、各地で行われ、日本は0-4でブラジルに敗れた。

 ブラジルのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は、風邪をひいていたにもかかわらず、この試合で4得点を記録する活躍をみせ、アジア王者の日本を一蹴した。

 22歳のネイマールは、不本意な結果に終わったW杯ブラジル大会(2014 World Cup)終了後から好調を維持しており、代表通算58試合目の出場で得点数を40まで伸ばしている。

 この試合でネイマールは両足と頭でゴールを記録し、ドゥンガ(Dunga)監督が率いるブラジルを4試合連続完封勝利に導いた。

 ネイマールは前半18分、ジエゴ・タルデッリ(Diego Tardelli)のスルーパスに走り込むと、川島永嗣(Eiji Kawashima)を冷静にかわし、先制点を挙げた。

 そして後半3分、チームメートのフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)が中盤でボールを奪うと、ネイマールはオフサイドラインを突破し、そのまま川島との1対1を制してこの日2得点目となるゴールを記録した。

 その後もネイマールは日本のDF陣の脅威となり、後半32分にはコウチーニョの放ったシュートのこぼれ球を左足で蹴り込み、ハットトリックを達成した。

 それから4分後、ネイマールは後半途中から投入されたカカ(Kaka)のクロスにファーサイドから走り込んで頭で合わせ、ブラジル代表での通算40得点目を記録している。

 ドゥンガ監督は試合後、ネイマールが風邪をひいていたこと明かし、それでも素晴らしいパフォーマンスを披露して代表チームの主将という新しい役割を果たしたと語った。

「(アルゼンチンと対戦した)中国での試合後、ネイマールは風邪をひいていた。だから私は、ゴールを奪うことだけを考えてプレーさせることが彼にとって良いことだと判断した」

「現在は彼が主将を務めており、それは彼の新たな役割だ。彼は本当にプレーを楽しんでいるし、素晴らしい時間を過ごしている」

(c)AFP/Talek HARRIS