【3月27日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン大統領は26日、ウクライナでの停戦を模索する努力にもかかわらず、ロシアが依然として「戦争の意志」を示していると警告した。

マクロン氏は27日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と欧州各国首脳による会談を開く。米国の仲介で停戦合意が成立した場合に欧州がウクライナに提供できる安全保障上の保証について合意する予定だ。

マルコ・ルビオ米国務長官は、米政府はロシアの要求する条件を検討するが、和平合意には時間がかかると警告した。

ロシアとウクライナは黒海とエネルギーインフラへの攻撃を停止する合意を妨害したと非難し合っており、今後の緊張の高まりが予想される。

マクロン氏はパリでゼレンスキー氏と共に演説し、米国が合意を求めてロシアに働きかける中、これはロシアが仕掛けた「侵略戦争に終止符を打つ決定的な局面」だと述べた。

マクロン氏はまた、ウクライナに対する20億ユーロ(約3200億円)の追加軍事援助を発表。備蓄から武器をすぐに供与する準備があると述べた。

マクロン氏は、ロシアはウクライナが提示した30日間の停戦を「無条件に」受け入れるべきだと述べ、ロシアが依然として「戦争の意志」を示していると非難し、「平和のリスクを取った」ウクライナを称賛した。(c)AFP