ミャンマー民主派、地震救援へ部分停戦を宣言
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【3月30日 AFP】ミャンマーの反軍政勢力は、巨大地震後の救助活動やその他の救援作業を円滑に進めるため、30日から2週間の部分的な停戦を宣言した。
ミャンマーの民主派勢力が軍事政権に対抗して発足させた「国民統一政府」は、国民防衛隊(PDF)が「3月30日から地震被災地において、防衛行動を除く攻撃的な軍事作戦を2週間停止する」と発表。
同政府の支配地域において「安全、輸送、さらに一時的な救助・医療キャンプの設置を確保するために国連およびNGOと協力する」と声明で述べた。
28日に発生したミャンマー中部サガイン市北西を震源とするマグニチュード(M)7.7の地震では、国内でこれまでに少なくとも1644人が死亡した。
ミャンマー国軍は2021年2月、アウンサンスーチー氏の文民政権を打倒。それ以来、PDFや民族武装組織は複数の戦線で国軍との戦闘を続けている。(c)AFP