【4月25日 CGTN Japanese】 今月4~6日の清明節連休中、中国西部の陝西省では、25K型2階建て普通列車が期間限定で復活し、宝鶏発神木行きK5486列車を担当しました。

 2階建て列車は、1990年代から2000年代初めにかけて、中国の鉄道輸送史において重要な役割を果たしました。しかし、出荷時の塗装である青・白・赤の色合いを保った25K型2階建て普通列車は全国でもまれでした。

 25K型2階建て普通列車は、二等座席車、二等寝台車、食堂車などで構成され、一部の長距離列車には一等寝台車もあります。うち二等座席車の定員は、1階建て列車より約25%多い148人です。

 また、2階建て列車のシャシーの位置は1階建て列車に比べてかなり低いため、内部空間を広くすることができます。車両内の階段が見どころの一つです。2階の窓は1階建て列車の窓より約1メートル高く、視野がとても広がります。

 25K型2階建て普通列車は、1998年6月の運行開始以来、20年余りにわたって、西安-北京西、宝鶏-天津、西安-オルドス、宝鶏-重慶などの区間で前後して運行されてきました。

 客流の状況などの理由で2021年10月以降は常時運行されず、春節(旧正月)期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送態勢「春運」や休祝日など客流が増える時期限定で運行されているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News