【4月17日 CNS】中国のスマートフォン大手の小米科技(シャオミ、Xiaomi)は3月28日に北京市で開催したイベントで、同社初の電気自動車(EV)「SU7」の価格を発表し、EV市場への参入を果たした。

 同社の共同創業者、雷軍(Lei Jun)氏は記者会見で「SU7(標準版)」が21万5900元(約460万円)、「SU7 Pro」が24万5900元(約524万円)、上位モデルの「SU7 Max」が29万9900元(約639万円)と発表した。

 SU7 は以前から大きな注目を集めており、雷氏は会見直前に、中国のSNS「微博(ウェイボー、Weibo)」に「もうすぐ正式発表だ。3年間の製作を経て、いよいよ完成の時が来た。緊張する」と投稿していた。

 雷氏は会見で、過去3年間の自動車製造で一番感じたことについて「自動車の製造は本当に難しい。製造スタッフたちは私たちの時代の英雄であり、心からの賞賛に値する」とあいさつした。

 雷氏によると、SU7シリーズはバッテリー寿命が長く、中国の国内基準(CLTC)下でのバッテリー寿命は700キロに達しているという。

 しかし、シャオミがSU7シリーズの価格を発表すると、中国国内のSNS上にはさまざまな反応が飛び出した。一部には「売れば売るほど損になるのでは」という投稿のほか、その価格帯では手が出ないという声もあった。(c)CNS/JCM/AFPBB News