【4月10日CGTN Japanese】中国海洋石油集団は9日、同集団が手掛ける「深海1号」第2期プロジェクトの水中工事の作業が重要な進展を遂げ、重量が最大で構造が最も複雑な深海水中中心管3組も順調に設置されたと発表しました。中国が自主開発した深海水中多機能管システムが、深海の高温高圧ガス田の開発に用いられるのは初めてです。

「深海1号」2期プロジェクトは南海北部の大陸棚の西にある瓊東南海盆にあり、海南島の三亜市からは約132キロ、「深海1号」エネルギーステーションからは約70キロ離れています。同プロジェクトは中国で初めての深海高圧ガス田プロジェクトであり、最大で水深1000メートル近くの深海で作業が進められています。

 水中中心管は深海石油ガス田の開発における中核的技術設備の一つで、海底石油ガス田の間に設置されます。深海石油ガス田から採掘されたガスを作業プラットフォームに集約する役割を果たすことから、「海中石油ガスの中枢ステーション」とも呼ばれており、海中生産システムの中で最も重要な設備とみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News