【4月8日 東方新報】中国航空工業集団(Aviation Industry Corporation of China)によると、中国国産の無人航空機「HH-100」は3日「高速自動タキシング試験」を完了した。「タキシング」とは自力で地上を移動することである。

 無人機HH-100は2023年12月に組み立て完了し、今年2月末にタキシング試験のために中国南西部に位置する四川省(Sichuan)の北川永昌飛行場に移送された。

 無人航空機の飛行は、無人機プラットフォームと地上コマンド・コントロール・ステーションという二つの主要部分で構成され、低コスト、高い輸送品質、大きな輸送重量を特徴としている。

 設計上の最大離陸重量は2トン、可搬重量は700キロ、最高飛行速度は時速300キロメートル、最大航続距離は満載状態で520キロとなっている。

 同機は主に、地域物流、森林や草原の監視や消火、災害救助、中継通信、人工降雨などに使用される予定だ。(c)東方新報/AFPBB News