【4月5日 AFP】サッカー南アフリカ1部リーグのカイザー・チーフス(Kaizer Chiefs)は4日、所属DFのルーク・フルール(Luke Fleurs)選手(24)がヨハネスブルク市内で強盗に射殺されたと発表した。

 警察は、フルール選手が3日夜に同市郊外のガソリンスタンドで銃撃されたと発表している。

 ヨハネスブルクに拠点を置き、国内最多53個のトロフィーを獲得しているカイザー・チーフスは、フルール選手が「車の強奪事件で悲劇的に命を落としたことを発表するのは非常に悲しい」「この困難な時期に、私たちの思いと祈りを彼の家族と友人にささげる」とソーシャルメディアに投稿した。

 警察によると、フルール選手は給油を待っていたところ武装した2人の男に車から連れ出され、上半身に1回銃撃を受けた。容疑者の一人は、フルール選手の車を奪って走り去ったという。フルール選手は病院に搬送されたものの、到着後に死亡が確認された。

 警察は捜査を開始して容疑者の捜索を続けているものの、まだ逮捕には至っていない。

 フルール選手は東京五輪の南アフリカ代表に選出され、1次ラウンドの日本戦にも出場していた。(c)AFP